投資ファンドとは

投資ファンドとは、投資家から資金を集めて投資顧問会社などの機関投資家が運用を行う金融商品のことを言います。ファンドは、直訳すると「基金」ですが、一般的にはファンドという言葉が「投資ファンド」を意味することが多いです。

投資ファンドは本当に様々なものが投資対象になります。上場・非上場株式や債券、デリバティブ(金融派生商品)といった金融商品だけでなく、映画やワインといった事業に投資する形のファンドもあります。

メリット

多くの投資家から資金を集め、まとまった資金で様々な金融商品を運用することから、投資家にとってみれば少額でも効率の良い資産運用を行うことが可能です。

また、投資信託のように上場株式や債券、デリバティブで運用する投資ファンドは、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが投資先を決定、運用します。投資する市場の知識や分析能力を自ら身につけることなく、投資のプロに任せることができることもメリットと言えます。

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投資ファンドの種類

一口に投資ファンドといっても、様々な種類があります。大きく分けると、「金融商品などに投資するタイプ」と「事業に投資するタイプ」。ここでは、「金融商品などに投資するタイプ」を紹介します。

投資信託

上場株式、債券、デリバティブ、短期金融商品、ファンドなどへ投資を行います。個人投資家を対象とした「公募型」、機関投資家を対象とした「私募型」のタイプがあり、「公募型」は証券会社や銀行、郵便局、保険会社等で販売をされています。

ヘッジファンド

投資対象は投資信託同様、上場株式、債券、デリバティブ、短期金融商品が主ですが、そのスキームは非常に複雑です。「売り」からでも、「買い」からでも取り引きを始められるのが強みです。大半が私募型で、投資家がその運用方針、戦略等を検証することは難しいです。「ゲートキーパー」という、ファンドの調査を専門に行っている機関を介して情報を収集します。

米国では半世紀にわたり歴史がありますが、日本においては未だ「空売り」規制等の関係で、ヘッジファンドを組成するメリットはあまりありません。海外のプレーヤーがメインプレーヤーとなっています。近年、グローバルにおいて株式市場、為替市場の変動を大きくする要因の一つとなっているヘッジファンドの動向は注目を浴びています。

アクティビストファンド

機関投資家、年金基金、富裕層の個人投資家から集めたお金を上場企業株式に投資を行い、投資先の企業に株主の立場であれこれ注文をつけることで企業価値高め、株価が上昇したところで売り抜ける手法を採用します。

ベンチャーファンド

未公開の企業に投資を行うファンドの1種で、その名の通り、ベンチャー企業に投資を行います。ベンチャーファンドはそうしたベンチャー企業のスタートアップ、アーリーステージ、レーターステージにおいて発展性・成長性を判断して投資を行います。

投資の回収としては投資企業のIPO、M&Aによる売却という出口が考えられます。複数社のポートフォリオを組んで投資を行っていくファンド、ハンズオン型で携わることで、数社に限定して投資を行っていくファンドとその種類も多種に渡ります。

バイアウトファンド

成熟産業の企業等をターゲットに、企業全体もしくは事業部門の買収を行うことで経営権を握り、企業価値の向上を実現した後に株式を売却し、利益を得るファンドです。TOB(テイクオーバービット)やMBO(マネジメントバイアウト)、MBI(マネジメントバイイン)などの手法を駆使しています。

MBOとは企業の経営陣がファンドと組んで株式を買い取り、経営権を握る手法で、非公開化を行うケースが多いです。MBIは企業を買収したファンドが外部から経営陣を送り込み、実権を握るという手法です。

企業再生ファンド

再生ファンドは経営破綻・不振企業の株式を安値で買い取り、再生して企業価値を高めた後に高値で売却するものです。目標の収益率は高いものの、時間がかかる、再生ができない可能性が高いという理由から、なかなか機関投資家の投資対象としてなりえませんでしたが、最近は徐々に年金機関の資金等も流入している傾向にあります。